京都のリアルな交通事情とは?京都ぐらしにぴったりのクルマの乗り方も紹介します!
こんにちは、カーリースのフラット7京都洛南店です。京都市南区で、軽自動車の新車が月々1万円から乗れるカーリースを扱っています。
いよいよ明日から新年度が始まります。京都で新生活をスタートさせる方も多いでしょう。慣れない街の道路は、しばらく運転するのもドキドキするものです。そこで今回は、京都の道路事情をいくつかご紹介します。ぜひ、安全運転の参考にしてくださいね。
また、京都で運転しやすいクルマは何かについても紹介します。クルマの購入や買い換えを考えの方も必見です!
ポイントその1:「田の字」の細い道路はほぼ一方通行
京都の道路は碁盤の目、とよく言われます。市街地から少し外れるとけっしてそうとはかぎらないケースもありますが、中心部については確かにそのとおり。まっすぐな道路が東西南北に整然と走り、その両脇には昔ながらの町家が並んでいます。
市の中心部はまた、ショッピングやビジネスの中心でもあります。仕事に、買い物に、京都で暮らせばなにかと足を運ぶ機会も多いもの。休日にぶらぶらと歩けば、レトロな建物の数々に歴史と文化を感じてわくわくします。
ところが、レトロな建物が残っていることからも察せられるように、中心部の道は昔から、つまり、自動車が通ることを想定していない時代からほとんど変わっていません。
もちろん、大きな幹線道路はそうではありません。しかし一歩脇道にそれると、そのほとんどは昔ながらの幅の道。そもそもクルマのすれ違いが困難になるため、ほぼ一方通行です。
だから、クルマを運転するときは少し注意が必要です。目的地はすぐそこなのに、ぐるっと回り道をしなければいけない……なんてことが起こります。事前に地図で通行できる方向を確認したり、道路標識を確認したりしながら、慎重に運転しましょう。慣れてしまえばどうってことはありませんが、慣れるまでは注意が必要です。
ポイントその2:歩行者に注意!
京都は観光客が多い街です。そして、観光地は比較的コンパクトなエリアにまとまっています。観光客の中には、公共交通機関を使わず歩いて移動する方も少なくありません。
また、先ほどお話しした中心部の細い道には、古い建物を再利用した商業施設や飲食店、おしゃれな雰囲気の小さなお店がたくさんあります。古い民家や商家を再利用した宿泊施設も珍しくありません。
このような事情から、京都は脇道に入っても、歩行者が多くいます。そしてこのような歩行者には、背後からやってくるクルマになかなか気づかない人もたくさんいます。
細い道では歩行者に注意、というのはあらためて言うまでもないことです。しかし、実際に走ってみると、中心部の細い道は考えている以上にクルマと歩行者の距離を近く感じます。よりいっそう気を付けて、焦らず、煽らず、のんびり運転することを心がけておくといいでしょう。
ポイントその3:自動車や電動キックボード、増えてます
観光客は、歩いているだけではありません。自転車や電動キックボードのレンタル(シェアサービス)を利用して移動する人もいます。去年ごろからは、観光地が集中しているエリアで、電動キックボードのユーザーを多く見かけるようになりました。
地元の人も自転車をよく利用します。京都は比較的コンパクトな街なので、自転車で移動したほうが早いこともけっこうあるんですね。私(ブログ担当スタッフ)も、学生の頃は片道1時間くらい自転車をこいでアルバイトに通った経験があります。
自転車も電動キックボードも、自動車に気がつけばだいたいは道を譲ってくれます。ただし、それでも予想できない動きをしてくることは少なくありません。特に電動キックボードは車道を走ります。信号待ちで止まるクルマの横をすーっと抜かしていくときもあり、そんなときはドキッとします。
少々無茶な運転をしているのも見受けられるので、自転車や電動キックボードを見かけたら、気を付けましょう。
市街地以外でも、京都市北部の山間部に行くと、峠道でヒルクライムを楽しむマウンテンバンクユーザーによく出会います。経験上、マウンテンバンクユーザーはある程度自動車の動きを心得ていて、だいたいは道路の端に寄って追い抜かせてくれることが多いように感じます。それでももちろん、気を付けて追い抜いてくださいね。
ポイントその4:路上駐車が多い
京都は路上駐車(路駐)が多い、とよく聞きます。京都の教習所に通っているときは、路上教習で教官から口酸っぱく「京都は路駐が多いから、左車線走るときは先をしっかり見て、早めに車線変更しなさい」と言われたものです。
一度教習所の教官をしている人と、なぜ路駐が多いのかと考えたことがあります。教官の意見は、「駐車場が少ない」でした。ちょっとした買い物に行ったときに、駐車場が少ないから、ついお店の前や近くに適当に停めて、運転手だけがクルマに残り、さっと買い物を済ませる。こういうパターンが多いのではないかという推測ですね。
実際のところはどうかわかりませんが、確かに買い物客の路駐は時々見かけます。京都生まれ・京都育ちの私(ブログ担当スタッフ)としては、これでも路駐は少なくなっているように思います。とはいえ、路駐をゼロにするのはなかなか難しい話です。路駐車両を見つけたら早めに車線変更の準備を行いましょう。
ポイントその5:道路に電車が走っている
京都には路面電車(嵐電)が走っています。路面電車が走る街は、日本全国に17しかありません。京都にやってきて初めて路面電車を見たという人もいるでしょう。
見たり、乗ったりしている分にはなんとなくレトロさを感じて楽しい路面電車ですが、路面電車の走る道を運転するとなると話は別。電車と併走しているときは、ちょっと、いや、かなりドキドキします。
とはいえ、軌道内を走行しなければそれほど心配することはありません。電車の姿が見えたら無理な車線変更や右左折はしないようにすればまず大丈夫。無理は接触事故のもとです。ちなみに、運転に慣れていてもミスするときはミスするようで、最近、京都府警が嵐電と接触事故を起こしたこともありました。
慣れない内は、大きな電車と並んで走るのは緊張するかもしれません。しかし慣れてしまえば、電車と併走して運転するレア体験が楽しめます。京都らしさを満喫できる瞬間かもしれません。
ポイントその6:観光ドライブは要注意!
せっかく京都で暮らすなら、観光も楽しみたい!と思う人もいでしょう。気持ちはすごくわかります。私自身、京都で生まれ育っていますが、それでも人気の観光地には時々足を運び、改めて「いいなー」と思ったりしています。
しかし、地元民目線で言うならば、観光シーズンのクルマでのお出かけは十二分に気を付けなければいけません。
まず、観光地付近の道路は渋滞します。さらに交通規制がかかることも多く、思ったとおりのルートで走れないこともあります。駐車場もすぐに満車になり、駐車料金がオフシーズンに比べると高くなる、1日の上限料金がなくなるなんてことも。特に一部エリアは、観光シーズンでなくとも週末は上限料金がなくなるところもあります。
観光地をドライブで回るなら、事前のリサーチは必須。どのようなルートを通れば渋滞を避けられるか、駐車場は少し離れたところにとったほうがいいか……など、計画を立てておいたほうがより快適にドライブが楽しめます。
特に気をつけたいのは祇園祭。前祭、後祭ともにさまざまな交通規制がかかりますので、7月に入ったら京都府警のサイトを見て交通規制情報を確認するのは必須といっていいでしょう。
京都ぐらしでクルマを持つなら、軽自動車がおすすめ!
京都の特に中心部は一方通行の道が多く、細い道に入ると、歩行者や自転車、電動キックボードがそこそこいる街です。路駐もそれなりにあり、道によっては路面電車にも注意が必要。
こうしてまとめると、京都は、走りやすい街とは言いにくいかもしれません。私はほぼずっと京都なのであまり実感はしないのですが、インターネットを見ると「京都で運転したくない」「京都の運転マナーはあまり良くない」という声もちらほら見かけます。
しかし、ライフスタイルによってはクルマは必須。そこでおすすめしたいのが、軽自動車やコンパクトカーなど、取り回しのいい車種です。なかでも軽自動車は狭い道でもすいすい走れ、狭い道でのすれ違いも楽。ちょっとそこまでの買い物から、少し距離があるお出かけまでオールマイティにこなせるすぐれものです。実際に京都で暮らしていると、軽自動車を乗り回している人はとても多くいます。
軽自動車はまた、維持費が安いので家計の負担も軽くてすむのも大きなメリット。社会人になって日が浅い人、転職したばかりの人などの、少々収入が心もとない人にとっては、低いコストで維持できるのは大きな魅力です。
京都で新生活をスタートさせるにあたってクルマが必要な人、欲しいと思っている人には、扱いやすさと維持費の安さから、軽自動車をおすすめしたいと思います。
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